安全・安心おいしい藤沢産を味わおう!

検索

キーワードを入力してください
検索・お問い合わせ
s5 logo1200
paneru09
paneru09
uekimiyajihdrv2w1200

 

植木生産・造園業 みどり園を訪問

今回は市内打戻で植木生産・造園業を営む『みどり園』の宮治 潔(みやじ きよし)さんを訪問していろいろなエピソードを交えながらお話をお伺いしてきました。
(取材日:2019年10月2日)

 

プロフィール

宮治潔さんは昭和52年(1977年)、大学を卒業と同時にお父様の後を継ぎ2代目として42年間植木一筋に頑張ってこられました。今年4月より『JAさがみ緑化流通センター』生産組合の組合長も務められ、せり人としてもご活躍、藤沢市基幹産業である植木の生産を牽引してきました。

 

JAさがみ緑化流通センターにて

毎週水曜日の午前9時から11時まで植木のせり市が行われるとのことで、せりの様子を見に藤沢市宮原にある『JAさがみ緑化流通センター』にお邪魔してきました。
すでにたくさんの業者がせりに参加していて、生産者が手間を掛けて育ててきた植木が一本一本せり人である宮治さんの大きな掛け声とともにせり落とされていきます。熱気に包まれたとても圧巻なせりの風景でした。藤沢産の植木は市内はもちろんのこと、遠方から来た業者によって日本全国に運ばれ多くの人たちに喜ばれているとのことです。
uekimiyaji104334w640せり人宮治さん
sato145014w640せりの様子
uekimiyaji105012w640

 

宮治さん所有の植木生産畑にて

ご自宅に隣接し藤沢市打戻の北部に広がる、宮治さん所有の広大な植木生産畑に案内していただきました。
そこでは露地栽培で低木から高木までのたくさんの木が育てられており、多くは2年~3年でせりにかけられるそうです。木の種類によっては3年~5年を要するものもあり、その間に市場性が変わってしまうことで商品価値が下がってしまうリスクもあるとのこと。時代の流れとともに世代も変わり、洋風な建築が増えたりしたことで消費者の好みも変わっていくため、植木の生産には先を読むことも生産者としては大変重要なことです。
uekimiyaji103015w640ソヨゴ
uekimiyaji122733w640雑木(ぞうき)類
uekimiyaji122754w640ドラセナ
uekimiyaji122831w640ソテツ

 

インタビュー

ーー「植木の生産者」とはどのようなお仕事なのでしょうか?

宮治潔さん(以下:宮治)今はただ植木を生産すれば良いのではなく、3年、4年先のその時代に合った木の種類をつかみ、それを肌で感じられるエキスパートになることが求められます。市場性を読み間違えると、せっかく育てた大切な木をすべて無駄にしてしまうこともあり、それだけ手間と時間のかかる仕事です。

 

ーー育てている植木の種類はなんですか。

宮治:現在は雑木(ぞうき)類と言われるもので、モミジ、ヤマボウシ、エゴノキなど自然が感じられる種類に人気があり、畑では多く栽培しています。
以前は和風の庭に向く松や槙(マキ)、柘植(ツゲ)といった仕立てや剪定が必要な木が喜ばれましたが、管理も大変、住宅も洋風化にともなって市場性が大きく変化してきており、好まれる木の種類も時代の流れにあわせて考えていかなければいけません 。

 

ーー種から育てるのですか、あるいは苗から育てるのですか。

宮治:種から育てているものもあり、挿し木もあり、また生産者から買ってきた苗木を畑に植え替えをして露地で育てているものもあります。

 

ーー出荷先やクライアントは?

宮治:個人のお宅に加えて、最近では大手ハウスメーカーとの取引が増えてきています。マンションやデベロッパーが開発した分譲地の外構工事全般をまとめて請け負うことが多くなってきました。

 

ーー生産にあたってのこだわりや工夫について教えてください。

宮治:植木生産をしていく上で一番重要なことは、市場のニーズを読み取り木の種類を考えなければいけないことです。
今栽培しているものは雑木類が多く、また他にはオリーブやブルーベリー、それにヤシ類やドラセナなどの観葉植物などを栽培している生産者もいます。
これからは市場性が高まってきている南半球の植物、特にオーストラリア原産の植物であるオーストラリアローズマリーやユーカリなどが主に新築住宅のお庭などに好まれています。これらの栽培を始める植木生産者がもっと増えてくると予測しています。

 

ーーお庭や鉢での植木を上手に育てる方法を教えてください。

宮治:どちらにも共通して言えることですが、愛情を持って育てることはもちろんのこと、木は『人の足音で育つ』という言葉があり、いつも木と接することによりその木が何を欲しがっているのか、何を求めているのかが分かるようになってきます。
いつも関心や興味を持って育てることが一番大事です。言い換えれば、どんなに素敵な植木でも放っておいては良い木に育ってくれません。

 

ーー植木の生産で嬉しいこと、また、大変なことはなんですか。

宮治:大事に育てた植木が消費者に喜ばれて売れていく時、またたくさん注文が入った時は本当に嬉しく思います。
しかし、果物のように「美味しかった」など、消費者からの直接の声が聞かれないため、寂しさを感じる時があります。また大事に育てた植木が売れなくて処分せざるを得ない時はとても辛いです。

 

ーー参加しているイベントや活動は?

宮治:市内の100人近くの植木生産者が参加する年に一度の「植木品評会」で、昨年度(平成30年度)はシマトネリコが低木の部で3等を受賞しました。

 

ーー消費者(市民)に伝えたいことをお願いします。

宮治:植木に興味を持って、1本でも良いからお庭やマンションのベランダに置いてもらえたら嬉しいです。また、緑が増えることで地球温暖化対策の役に立つことを知って欲しいです。

 

後記

緑で街を彩る仕事でその中心的な存在である植木生産・造園業の方たちの地道な努力があることで街の緑を保つことができ、そしてさらに増やすことで緑豊かな街作りを進めることができます。宮治潔さんをはじめ、藤沢の植木生産者の方たちが愛情を込めて大事に育てた植木で、市内の緑がもっともっと増えていくことを期待しています。

 

植木生産・造園業 みどり園

uekimiyaji122645w640槇(マキ)の木をバックに

 

〒252-0824 神奈川県藤沢市打戻1692  Tel: 0466-48-4924 / 090-2222-8108

 

 
このサイトは藤沢市およびNPO法人湘南ふじさわシニアネットが協働で運営しています。
oishiifujisawa.
お問合せ: icon mailto →こちらから |  サイトのご利用にあたって
Copyright 湘南ふじさわシニアネット 2012. All Rights Reserved.