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お魚の一口知識
 ●お魚の一口知識  2017/3
名人釣り師を描いた小説「秘伝」で直木賞を受賞した作家、高橋治さんがいました。どの作品を読んでも昭和の男のロマンティックな怒りや哀愁を感じるものばかりでしたが、彼の書いたエッセイで「切り身の魚を買ってくる女房は離縁しろ、切り身を買っていいのは塩鮭だけ・・・」というのを読んだ記憶があります。
要するに魚は頭や、中落が旨いということ、旬の小魚が何よりも旨く、旬のイワシやアジの刺身はマグロやタイの刺身よりずっと旨いという主旨のことを書いていました。

そんなことを思い出しながら、漁港の直売所で地揚がりの魚を物色しました。イワシ15尾と中アジ2尾を買い求め400円足らず、白いご飯に刻み海苔をのせた上に刺身と薬味の丼ごはんで夕飯です。寿司となれば握る腕と技術が必要ですが、刺身の丼ならだれでも簡単にできます。
魚は 生、焼き、煮る、捨てる と聞いたことがあります。捨てる前の魚は煮る。もちろん料理では例外だらけですが、直売所に出向くとこの1番目の生食が安心して食べられるのが魅力です。イワシやアジには生姜が良くい合います。刺身が余ったら、生姜醤油に一晩漬けこんでお茶漬けにしても美味しいです。

春一番などの強い南風の日が何回か続いた後、だんだんと湘南の海も春めき始めます、直売所では今年はメカブもワカメももう終わりだそうです。