お魚の一口知識
katasegyoko片瀬漁港
 ●お魚の一口知識  2017/1 ブリ
大晦日からお正月に用いられる魚のサケやブリなどを「年取り魚」というそうです。どちらも塩蔵処理が施された大きな魚として、正月の期間を食べつなぐ冬季の保存食の意味を持っていました。
西日本ではブリが、東日本ではサケが欠かせないものとされ、長野県の木曾川筋あたりを境にして東西に食文化が分かれているようです。
ブリは成長に応じて名前の変わる「出世魚」としてサケは山から海を行き来する「縁起魚」として親しまれているようです。

お正月のおせちの真ん中にマダイが座っていると「おめでたい」と料理に風格が漂います。そしてもう一品、鎧兜武将を思わせる姿から、松飾や祝儀の飾り物に利用され、髭の長くなるまで腰の曲がるまでと、長寿を願う縁起の良い「伊勢海老」が新春を寿ぐお膳ににらみを利かします。
相模湾では県や漁業組合が稚魚を放流していることもあり、マダイが比較的よく獲れるようです。鯛めし、鯛茶漬けなどは片瀬の天然マダイやハナダイでおいしく作れます。
片瀬の市場では生簀に「鯛」や「伊勢海老」が活きたまま売られています。
ここで獲れても「伊勢海老」かと漁協で聞いたら「鎌倉海老」とも呼ぶよと。その昔は「鎌倉海老」の呼び名のほうが全国的にも主流で伊勢海老はマイナーな呼び方だったという説もあり、湘南は海老も沢山獲れて鎌倉幕府や江戸幕府にも献上していたようです。「鎌倉海老」の呼び方は質量ともにかつては一般的だったのではないでしょうか。
目の前は豊かな海、今年も新鮮で旨い地の魚をたらふく食べましょう!