●旬の果物 スイカ 2018/05
5月は国産の果物が少ない月で、スーパーの店頭には輸入のブドウやグレープフルーツなどが並びます。そんな中でピークを迎える国産の果物といえば「スイカ」です。「えっ、スイカの旬は夏でしょ?」と思う方がほとんどだと思いますが、元熊本担当のセリ人としては、5月は「スイカ」なんです。
私が担当していたころはゴールデンウィークなど関係なく、毎日熊本から10t車10台分のスイカを入荷し、毎晩スイカに押しつぶされる夢を見たものです。ちなみにそのスイカの産地は「夢大地」鹿本です。その鹿本で栽培されているスイカは奈良県のスイカ育種会社「萩原農場」が育種した「祭りばやし」シリーズが中心だったのですが、実は神奈川県でも戦後の1949年に萩原農場が育種した「富研号」が「高座スイカ」として栽培され、東京や横浜で爆発的な人気となったそうです。
その後、連作障害や栽培の難しさなどから栽培が減少し、1958年頃には「富研号」は消滅してしまいました。ところが、この品種はむかし懐かしいということで、全国各地から要望があり、萩原農場から復刻販売され、2011年にはお隣の市ではありますが、綾瀬市で「富研号」の栽培が復活しているそうです。藤沢でも復活してほしいですね。
私が担当していたころはゴールデンウィークなど関係なく、毎日熊本から10t車10台分のスイカを入荷し、毎晩スイカに押しつぶされる夢を見たものです。ちなみにそのスイカの産地は「夢大地」鹿本です。その鹿本で栽培されているスイカは奈良県のスイカ育種会社「萩原農場」が育種した「祭りばやし」シリーズが中心だったのですが、実は神奈川県でも戦後の1949年に萩原農場が育種した「富研号」が「高座スイカ」として栽培され、東京や横浜で爆発的な人気となったそうです。
その後、連作障害や栽培の難しさなどから栽培が減少し、1958年頃には「富研号」は消滅してしまいました。ところが、この品種はむかし懐かしいということで、全国各地から要望があり、萩原農場から復刻販売され、2011年にはお隣の市ではありますが、綾瀬市で「富研号」の栽培が復活しているそうです。藤沢でも復活してほしいですね。